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by mammy's treasure

2017年 06月 09日 ( 1 )

時をためる

「時をためる」って、どういうことだろう。

ここ数年前から密かに話題になっているらしい田端修一さん・英子さんご夫妻の生き方、つまりは暮らし方がなんとも素敵です。

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飾らず自分たちの好きなように、やりたいように、生きたいように生きているだけのようですが、この世の中そんな風に生きるって難しい。

あ、いや、難しいと思っている私達自身に問題があるのかもしれないけれど。

東大を出ながら(そもそも、こういう言い方をする時点で世間のつまらない常識に囚われていますよね^^;)サラリーマン時代もずっとヒラ社員のままでやりたい仕事に没頭したとか、月給が4万円の時代に数十万円のヨットを買ったとか。
修一さんは身内他人を問わず冠婚葬祭には一切関わらないとか。(これはホントに難しいです。ヘンジン扱いされる可能性特大です>_<)

でも、本を読んでいる限りヘンジンなどでは全くありません。
普通の人よりよっぽど賢明で優しく常識的なご夫妻です。

何より自分たちの利益などこれっぽっちも考えていない。
これから世の中を作っていく世代に何をしてやれるだろうか…ということを常に意識して生活しているのです。

わざわざ便利な場所から離れた広い土地に小さな家を建て、家の周りに畑や雑木林を作って半自給自足生活を夫婦で営んでいるのも、「ときをためる」ため。

「ぼくらは『だんだん美しくなる人生』をめざしてやってきたんですよ」と、さらりとおっしゃる修一さん。

「いつも先の先のこと、楽しいことを考えて生きてきたの。不思議だけど、すると人生はだんだんよくなっていくんですよ。」と、さらりとおっしゃる英子さん。

本の中で微笑むお二人は飾らず自然で、言葉通りに長い人生を共に歩んでこられたのだなと感じさせます。

「ときをためる」
時間なんて溜め(貯め)られないわよ〜〜‼︎っと思いました。
…が、そういうことでなくて、「ときをためる」ということは
「前の世代が残してくれたものを大事に受け継いでいくこと」
のようです。

形のあるもの、形のないもの、全てを含めて。

残念ながら修一さんは2015年に90歳で亡くなられたそうです。
普通の暮らしの中で午睡中に、まさに眠ったまま安らかに。

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こちらの本は修一さんが亡くなられた後の英子さんの聞き語りが収められています。
涙は無く淡々と、でも愛情深く語られています。

重苦しい社会の片隅でほの明るい光が灯っているような
人生…でしょうか。

同じように生きることはできなくても、これからは少しでも時をためられるように過ごしたいな…
エイジレスビューティ(だんだん美しくなる人生)を目指して。



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by makemeup_451248 | 2017-06-09 12:06 | 日々のつぶやき | Trackback | Comments(2)